河合俊雄センター長がベネッセ地域セミナーにて「『シニアのための”こころ学”入門』~超高齢化社会をよりよく生きるために~」と題した講演を行いました
2019年5月12日、河合俊雄センター長が、ベネッセ地域セミナー「『シニアのための”こころ学”入門』~超高齢化社会をよりよく生きるために~」で講演しました。
講演では、高齢になって体の衰えとともにこころはどのようになっていくのか、また死をどのように考えればよいのかを、高齢者の側、介護する側の両方の立場から考えていきました。なぜ日本で高齢者の孤立が多いのか、それにはどのように対応すればよいのか、またなぜ妄想のようなことが出てくるのか、そしてそれをどのように受けとめたらよいのかなど、様々な問題について、心理療法での経験をもとにして解説を行いました。夢などの例も紹介しながら、死とは誕生でもあるという逆説性にまで話は及び、セミナーに訪れた定員150人の聴衆が熱心に耳を傾けていました。
主催元のベネッセスタイルケアのアンケートでは「受け入れる、聴く、メッセージを共有する必要性、大切さが心理学の観点からよくわかりました」「こころに関するテーマを深める機会は滅多にないことなので大変貴重な会でした」等といったお声をいただきました。
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【DATA】
イベント名:ベネッセ地域セミナー「シニアのための“こころ学入門”」
日時:2019年5月12日(日)10:00〜11:30
場所:ホテルビナリオ嵯峨嵐山 3階会議室「嵐山」
(京都市右京区嵯峨天龍寺広道町3-4)
講師:河合俊雄(京都大学こころの未来研究センター長・教授)
参加者数:150名
主催:ベネッセスタイルケア
協力:京都大学こころの未来研究センター
2019/05/28