『NHK 100分de名著』8月号で、河合教授の「ミヒャエル・エンデ『モモ』」が出版されました
NHKテキストの発行する月刊誌『100分de名著』2020年8月号として、河合俊雄教授の「ミヒャエル・エンデ『モモ』」が出版されました。
NHK Eテレで放送されている“100分de名著”は、様々なジャンルの“名著”と呼ばれる書籍を取り上げ、講師による解説を基に、その名著の世界に迫ろうとする番組です。
河合教授は、ドイツの児童文学作家ミヒャエル・エンデの著作『モモ』を取り上げ、8月の放送に出演します。
本テキストは、8月の第4回にわたる放送に際してまとめられたものです。教授は、「モモは心の中にいる!」「時間を奪う「灰色の男たち」」「時間とは「いのち」である」「「受動」から「能動」へ」の各テーマで解説をしています。
教授は、夢や箱庭と同様に“物語”からも、そこに描き出されるこころの深層に迫ろうとする臨床心理学の立場を示した上で、『モモ』という作品が現代の私たちとっても、世界へのより深い洞察や、新しい生き方を感じ取る機会を与えてくれることを、物語の内容に入りながら論じていきます。また、主人公モモが、この作品の最後に自ら主体として立ち上がるテーマにも触れ、大人が良質なファンタジーからも人生を学ぶことができることにも言及しています。
河合俊雄教授が出演予定の放送日は、8/3、10、17、24(月)午後10:25~10:50です。
NHKテキストのページ(NHK出版)
https://www.nhk-book.co.jp/text/index.html
『100分de名著』のページ(NHK)
http://www.nhk.or.jp/meicho/index.html
2020/07/20