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河合隼雄先生の著作『中年クライシス』が『中年危機』として改題刊行され、河合俊雄教授が解説を執筆しました

河合隼雄先生の著作である本書は、1996年に朝日新聞社より刊行された朝日文芸文庫『中年クライシス』を改題して刊行したものです。本書の刊行に際し、河合俊雄教授は「中年クライシスと物語」として解説を執筆しました。

本書の中で河合隼雄先生は、各章ごとにひとつの日本の文学作品を取り上げながら、そこに現れてくる中年期の問題に焦点を当てていきます。教授は、この“文学作品を通して語る”という方法について、河合隼雄先生が個々の物語を、自分の日々の体験や臨床での体験を重ね合わせつつ、事例検討会のように12の心理療法の事例にコメントしたものとして捉えられるのではないかと述べています。

また教授は、本書で選ばれている小説の時代性にも言及し、ネットなどで簡単に別の自分になることが可能で、固定した関係も失われやすくなっている現代とは、各小説の持つ時代性に大きな違いがあるのではないかとも指摘しています。教授は各小説から例を挙げながら、「目に見えない制限があって葛藤し、また全体を包む場がある」という近代の時代性の影響を受けていたからこそ、それぞれの作品の中で心理的なドラマが深められたのではないかと考察しています。

 

○書籍データ
中年危機
著:河合隼雄
出版社:朝日新聞出版(2020年9月)
ISBN-13: 978-4022620279

出版社の書籍ページ 
https://www.amazon.co.jp/%E4%B8%AD%E5%B9%B4%E5%8D%B1%E6%A9%9F-%E6%9C%9D%E6%97%A5%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%B2%B3%E5%90%88-%E9%9A%BC%E9%9B%84/dp/4022620277

2020/09/07

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