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粉川研究員による原著論文が『箱庭療法学研究』に掲載されました

粉川研究員による原著論文が、箱庭療法学研究 第33号1巻に掲載されました。

 

 

粉川尚枝 (2020). 現代の老年期の人々の自己感と夢の構造の検討. 箱庭療法学研究, 33 (1), 3-12.

 

本研究では現代の老年期の人々の自己のあり方を知ることを目的として、60歳以上の協力者を対象に質問紙調査を実施し、その結果を大学生の結果と比較しています。本調査の結果では、現代の老年期の人々は大学生よりも「自己感」が有意に高く、「対人恐怖心性」が有意に低くなっており、この違いは協力者のあるライフサイクルの時期や、現代の社会・文化環境から受けている影響の程度の違いとも、関連があるのではないかと述べられています。

また、現代の老年期の人々の夢と大学生の夢との間には、夢の起承転結や、夢の中での私と他者との関係性などの、夢の構造面にも違いが現れており、老年期の人々の夢の特徴からは、高い自己感と協調的自己のあり方が示唆されました。夢は夢を見た人の無意識的な心の構造を反映するものと捉えられるため、現代の老年期の人々と大学生との間には、無意識的な側面から見ても、心の構造に違いがあることが示されたのではないかと考察されています。

(解説:粉川尚枝 特定研究員)

2020/10/07

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