畑中講師の英語論文が”Cultural Complexes in China, Japan, Korea, and Taiwan: Spokes of the Wheel”に掲載されました
畑中千紘講師の英語論文が”Cultural Complexes in China, Japan, Korea, and Taiwan: Spokes of the Wheel”に掲載されました。
“Agency, a Japanese Cultural Complex:Transformation of Jungian-Oriented Psychotherapy in an Age of Weaker Agency”と題されたこの論考では、日本文化のひとつの特徴としての弱いAgency(主体性)をとりあげ、自己再生産の物語、瞬間の物語など、小説等を素材としながら描き出しています。
自分という枠組みが緩みつつある現代社会で新たに生み出されつつ物語の枠組みは、これからの私たちの生き方に何かのヒントを与えてくれるかもしれません。
本書はサンフランシスコで活躍するユング派分析家・精神科医のTomas Singer氏が編集した文化とこころにまつわるシリーズの一冊で、同書には河合教授の論考も掲載されています。
2021/03/09