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『ユング心理学研究』第13巻に、河合俊雄教授が参加した座談会の記録が掲載されました

河合俊雄教授が、日本ユング心理学会により企画された座談会(2020年8月20日/オンライン開催)に参加し、その記録が『ユング心理学研究』第13巻に掲載されました。

山本太郎, 河合俊雄, 川嵜克哲, 豊田園子 (2021) 「コロナ危機とユング心理学」. ユング心理学研究. 13. 13-42.

 

この座談会は、『ユング心理学研究』にて新型コロナウイルスについての特集を組むこととなり企画されたもので、「コロナ危機とユング心理学」とのテーマで行われました。座談会には、山本太郎先生(長崎大学熱帯医学研究所・教授)、川嵜克哲先生(学習院大学・教授)も参加され、司会を豊田園子先生(豊田分析プラクシス)が務められました。

 

-構成-

新型コロナウイルスについて考える

「大きな物語」と「小さな物語」

 

山本先生は感染症疫学の視点から、河合教授、川嵜先生、豊田先生は、臨床心理学から見た心のケアやユング心理学の視点から、今回の新型コロナウイルスについて論じていきます。ディスカッションでは、生態系にとっての感染症の意味や常在細菌に関する話なども話題となり、「新型コロナウイルスとの共生」ということが一つのテーマとして挙げられています。また、歴史的な流れの中では、感染症のパンデミック後に、大きな社会変革が起こってきたことも触れられ、現代のグローバリゼーションや情報技術化の流れとも併せて、現在のパンデミックも、これまで社会が抱えてきた問題や、人類による自然への介入が引き起こした環境問題など、様々に蓄積されてきた問題と向き合う機会ともなり得たのではないかと、コロナ禍の持つ意味にも話が及んでいます。

河合教授は、座談会の中で「大きな物語」と「小さな物語」という視点を挙げていますが、こうした社会全体に対して新型コロナウイルスが持つ意味は「大きな物語」として捉えられます。「大きな物語」という視点を大切にすることに加え、この後の世界がどのように変化していくのかわからない中、個々人が「小さな物語」においてそれぞれの解決策を見つけていくことが、一つの有効な視点となるのではないかということも、ディスカッションでは論じられています。

 

2021/04/07

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