『死と向き合う。それは生き方を正すこと』カール・ベッカー教授のインタビューが読売新聞に掲載されました
カール・ベッカー教授のインタビュー記事が、6月15日付の読売新聞1面・17面の特集記事「Nippon 蘇れ 私の処方箋」に掲載されました。
超高齢社会となった日本で今後、求められる「望ましい生き方」や「人のための医療の形」とはどのようなものか。読売新聞の特集記事において、ベッカー教授は日本に古くからある「死者のお迎え」や「在宅での看取り」を紹介し、その歴史的背景にある日本人の豊かな精神文化を紹介。死から目をそむける現代社会の問題点を指摘しながら、在宅での看取りと日本的他界感を再評価する必要性を語っています。
「死と向き合う。それは生き方を正すこと 『お迎え』は日本の文化 在宅での看取り 増加に対処」カール・ベッカー 京都大こころの未来研究センター教授
死を視野に入れて生きるというのは自分の生き方を正すことでもある。私も死の研究者として、毎晩布団に入る時に、きょうの生き方は良かったのかと反省し、このまま死んだら悔いはないのかと自問自答している。
高齢者数に比べて病床数が限られる以上、今後は在宅での看取りが増えていくだろう。亡くなる人と家族が満ち足りた思いで死を迎えられるよう、在宅の看取りと日本的他界感を再評価すべき時がきている。
(記事より抜粋)
死を視野に入れて生きるというのは自分の生き方を正すことでもある。私も死の研究者として、毎晩布団に入る時に、きょうの生き方は良かったのかと反省し、このまま死んだら悔いはないのかと自問自答している。
高齢者数に比べて病床数が限られる以上、今後は在宅での看取りが増えていくだろう。亡くなる人と家族が満ち足りた思いで死を迎えられるよう、在宅の看取りと日本的他界感を再評価すべき時がきている。
(記事より抜粋)
2013/07/05