鎌田教授が企画・編集した『講座スピリチュアル学 第3巻 スピリチュアリティと平和』が出版されました
鎌田東二教授が企画・編集をおこない、小林正弥千葉大学人文社会科学研究科教授、千葉眞国際基督教大学教授、内田樹神戸女学院大学名誉教授らと執筆した『講座スピリチュアル学 第3巻 スピリチュアリティと平和』が、2015年4月、ビイング・ネット・プレスより出版されました。
講座スピリチュアル学のシリーズ本は全7巻で、2016年8月までに刊行される予定です。第1巻「スピリチュアルケア」、第2巻「スピリチュアリティと医療・健康」、第3巻「スピリチュイアリティと平和」、第4巻「スピリチュアリティと環境」、第5巻「スピリチュアリティと教育」、第6巻「スピリチュアリティと芸術・芸能」、第7巻「スピリチュアリティと宗教」という構成で、「こころとからだとたましいをホリスティック(全体的)に捉え、生き方や生きがいなどの生の価値に絡めて考察しようとする学問的探求」という考え方のもと、様々な分野で活躍する第一人者らがそれぞれの専門からテーマについて論じていきます。
第3巻において、鎌田教授はテーマを平和にした経緯について。「自然災害や人的災難が多発する「乱世」の現代社会において、あらためて「平和の術(アート・オブ・ピース)」を問い直す」ことを執筆陣らと共に考えたことを述べ、「社会のケア」あるいは「人間関係や集団間のケア」の問題を考察する一冊にまとめた旨を企画編集者として紹介しています。自身の章では「日本の平和思想ー『国譲り』問題を考える」という題にて、二宮尊徳の「推譲」、『古事記』の「国譲り」、『日本書紀』の「憲法十七条」などを取り上げ、日本古来から人々の精神に流れ受け継がれてきた思想をもとに、平和と平安の実現に向けた考え方実践策とを提案しています。
だが、残念ながら、この流れは大きな運動とはならなかった。しかし、二〇一五年春、私たちはその時の同志たちとともにもう一度「平和の術(アート・オブ・ピース)」を問い直す課題を共有した。それが本書である。(「はじめに」より)
『講座スピリチュアル学 第3巻 スピリチュアリティと平和』
企画・編・著:鎌田東二
著:鎌田 東二、小林 正弥、阿部 珠理、千葉 眞、板垣 雄三、阿久津 正幸、小倉 紀蔵、服部 英二、内田 樹、金 泰昌、山脇 直司
出版社:ビイング・ネット・プレス
初版発行: 2015年4月
四六判 並製
定価:1,800円+税
ISBN 978-4-908055-03-4 C0310
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『講座スピリチュアル学 第1巻 スピリチュアルケア』が出版されました
『講座スピリチュアル学 第2巻 スピリチュアリティと医療・健康』が出版されました
2015/04/01