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京都大学こころの未来研究センター創立10周年記念シンポジウム「こころの科学と未来社会」を開催しました

170730poster.png 2017年7月30日、京都大学こころの未来研究センター創立10周年記念シンポジウム「こころの科学と未来社会」を百周年時計台記念館百周年記念ホールで開催しました。2007年に創設したセンターの10周年を記念したシンポジウムは「こころの科学と未来社会」をテーマに、センターとゆかりのある研究者、学内外の関係者、一般参加の方々、合わせて325名にお越しいただきました。
 はじめに吉川左紀子センター長が挨拶を行い、センター設立からの歩みをそれぞれの節目での出来事を振り返りながら紹介。「現在は研究者の数が増え、様々な新しい試みに取り組んでいる。これからの10年、20年に向けてさらに研究力、実践力を増していくきっかけになるようなシンポジウムにしたい」と話しました。続いて、文部科学省研究振興局振興企画課の渡辺正実課長からのご挨拶があり、「こころの未来研究センターの今後の取り組みが学術研究の進化への貢献のみならず社会への貢献につながるものと祈念しています」との祝辞を頂戴しました。その後、吉岡洋教授の監修により、10周年を記念して制作したセンターの紹介映像を上映。センターの活動の概要や研究環境、教授・准教授によるコメントなどをコンパクトにまとめた映像を会場の参加者にご覧いただきました。
 基調講演は、センターの設立当時に京都大学総長を務められ、現・京都造形芸術大学学長の尾池和夫先生が「こころの未来から地球の未来へ」というテーマで講演くださいました。地球の歩みを時間軸に、広い視点からの知見とセンターの歩みとを重ねながら、社会の未来、地球の未来を展望する内容でした。
 続いて、吉川センター長の司会によりセンターの研究者らが登壇し、2分間の持ち時間で各自の代表的な研究プロジェクトの概要を紹介しました。休憩時間には、会場の両サイドのコーナーに掲示したプロジェクトポスターを来場者にご覧いただきました。
 午後からはセンターの准教授3名による講演とディスカッションが行われました。はじめに、阿部修士准教授が「脳の研究からこころを探る」と題して、認知神経科学の分野から人間の心理を読み解く研究の知見を紹介。続いて、内田由紀子准教授が「こころの働きの文化・社会的基盤」と題して社会・文化心理学者の立場から取り組んできた幸福感の研究の成果と、現在行っている地域および組織コミュニティ文化研究の取り組みを紹介しました。最後に、熊谷誠慈准教授(上廣倫理財団寄付研究部門)が「古文書からこころを読み解く」と題し、 仏教学・チベット学の研究者の視点から古典文献学の利点と難点を検証したうえで、 ブータン王国の幸福政策を例に挙げながら、現代社会における伝統的精神性の応用可能性と未来社会のこころのあり方を展望しました。その後、吉川センター長の進行により河合俊雄教授、広井良典教授、小村豊教授をディスカッサントに迎え、三つの講演に対するコメントから議論を深めました。
 閉会にあたって、山極寿一京都大学総長より締めくくりの言葉として、「こころをキーワードに人間の未来を構想できるかが、社会の緊急課題となっている。こころの未来研究センターは、こころの先端研究の先頭に立って走ってほしい。おおいに期待している」との激励があり、シンポジウムは終了しました。
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[DATA]
▽日時:2017年7月30日(日)13時~17時10分(開場12時30分~)
▽会場:京都大学百周年時計台記念館百周年記念ホール
▽対象:研究者、学生、一般
▽参加費:無料
▽プログラム
13:00〜13:10 開会挨拶 吉川左紀子(センター長)
13:10〜13:20 来賓挨拶 渡辺正実(文部科学省研究振興局振興企画課 課長)
13:20〜13:30 センターの活動の映像紹介 監修 吉岡洋(特定教授)
13:30〜14:10 基調講演「こころの未来から地球の未来へ」尾池和夫(京都造形芸術大学 学長)
14:10-14:40 センターの研究プロジェクト概要紹介
14:40-15:00 休憩
15:00-17:00 講演とディスカッション
講演①「脳の研究からこころを探る」阿部修士(特定准教授)
講演②「こころの働きの文化・社会的基盤」内田由紀子(准教授)
講演③「古文書からこころを読み解く」熊谷誠慈(特定准教授 上廣倫理財団寄付研究部門)
ディスカッサント 河合俊雄(教授)、広井良典(教授)、小村豊(教授)
17:00〜17:10  閉会挨拶:山極寿一(京都大学 総長)
▽参加者数:325名

2017/08/30

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