【令和2年度 研究プロジェクト】セルフの進化生物学
研究課題 セルフの進化生物学
研究代表者 小村豊 京都大学こころの未来研究センター 教授
連携研究者 藤本蒼 東京都立多摩総合医療センター 医師
センター参画 新國彰彦 京都大学こころの未来研究センター 日本学術振興会特別研究員(PD)
現代の情報化社会において、一貫した「自己」を、健全に維持することが難しい状況になりつつある。セルフモニタリングは、不確定要素の多い現代において、我々が、適切に生きていく上で、欠かせない能力である。一方、動物には、太古から、混沌かつ不確かな環境の中を生き抜いてきた、いわば進化の過程で獲得した知恵が、蓄積されている。本研究では、セルフモニタリングの生物学的機構を、丁寧に検証する。