【令和2年度 研究プロジェクト】気晴らしと攻撃性のメカニズム
研究課題 気晴らしと攻撃性のメカニズム
研究代表者 河合俊雄 京都大学こころの未来研究センター 教授
連携研究者 吉川左紀子 京都芸術大学文明哲学研究所 所長
センター参画 内田由紀子 京都大学こころの未来研究センター 教授
畑中千紘 京都大学こころの未来研究センター 特定講師
柳澤邦昭 京都大学こころの未来研究センター 特定講師
鈴木優佳 京都大学こころの未来研究センター 特定助教
粉川尚枝 京都大学こころの未来研究センター 特定研究員
現代においては、アグレッション(攻撃性・主張性)を表現することが難しくなっている。実際、アグレッションを過度に抑制していることを要因として何らかの症状や不適応を示す事例が2010年以降増加している。一方、自身の内に生じるネガティブなエネルギーをうまく昇華することは豊かに生きるために必要なことと考えられる。適当な形で主張や要求を示したり、「気晴らし」として昇華させていくことは他者や環境に対して攻撃的になりすぎずに適応的な関係を維持することに寄与するだろう。