【令和2年度 研究プロジェクト】意思決定の認知科学
研究課題 意思決定の認知科学
研究代表者 阿部修士 京都大学こころの未来研究センター 准教授
センター参画 中井隆介 京都大学こころの未来研究センター 特定講師
柳澤邦昭 京都大学こころの未来研究センター 特定講師
武藤拓之 京都大学こころの未来研究センター 特定助教
本研究の目的は、ヒトの意思決定の認知基盤を、行動実験や神経科学的評価、ビッグデータ解析など、複数の手法を相補的に用いて明らかにすることである。人間の意思決定を研究する際には、実験における制約上、人間の社会性・道徳性の本質的要素が損なわれるケースが少なからず存在する。本研究ではパラダイムを工夫することで、より現実世界に近い状況でのヒトの意思決定のメカニズムにアプローチする。具体的には、リスクテイキングなどに焦点をあて、個人間の意思決定の差異、あるいは個人内の意思決定の揺らぎを説明しうる要因の解明を目指す。