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【令和3年度 研究プロジェクト】こころを込めることの認知的・身体的効果

研究課題    こころを込めることの認知的・身体的効果

研究代表者   熊谷誠慈 京都大学こころの未来研究センター 准教授

センター参画  上田祥行 京都大学こころの未来研究センター 特定講師

これまで脳科学分野において、集中や気持ちを平静に保つことの一つの方法およびそのメカニズムの解明として、仏教瞑想の手法をもとにした研究が行われてきた。仏教瞑想は概ね、集中瞑想と洞察瞑想とに区分けされ、仏教における重要な修行方法の一つである。しかし、特に大乗仏教では、ただ単に瞑想するだけではなく、これに祈りを伴うことが重要とされている。祈りには「気持ちを込めること」が欠かせない。瞑想においても、ただ単に行うよりも、気持ちを込めるか否かで効果が変わる可能性が考えられる。また、瞑想のみならず、生活の様々な点で私たちは「こころを込める」ということを大事にしている。本研究では、このような「こころを込めること」が認知的および身体的にどのような効果を及ぼすのか、また「こころを込めること」とは実際にはどのようなことをしているのかを検証すべく、情報収集と議論を行う。

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