内田教授・中山特定講師・ボウエン准教授による論文「 Interdependence of Emotion: Conceptualization, Evidence, and Social Implications From Cultural Psychology」が、国際誌「Current Directions in Psychological Science」に掲載されました。
内田教授・中山特定講師・ボウエン准教授による論文「Interdependence of Emotion: Conceptualization, Evidence, and Social Implications From Cultural Psychology」が、国際誌「Current Directions in Psychological Science」に掲載されました。
https://journals.sagepub.com/doi/abs/10.1177/09637214221109584
これまでの心理学では、感情は、たとえ外的要因(例えば、他者からの承認)によって影響を受けたとしても、主として個人の内部から生じるものと定義されてきた。しかし、日本などの特定の文化においては、感情は社会的文脈や集団的な共有状況から生じる、より相互協調的な特性を持つと理解されている。本論文では、相互協調性という観点から感情の再概念化を行った上で、感情の相互協調性が生じうる状態や機能をレビューし、現代社会への示唆を述べたものである。
なお、『Current Directions in Psychological Science』という学術雑誌は、分野外の研究者に最新の知見を紹介する論文、英語圏での心理学の授業資料として有用であるような論文であることが掲載基準に含まれており、広く学術コミュニケーションに寄与することが期待されます。
Uchida, Nakayama, Bowen (2022)
Interdependence of Emotion: Conceptualization, Evidence, and Social Implications From Cultural Psychology
Current Directions in Psychological Science
doi.org/10.1177/09637214221109584
2022/09/14