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上田祥行特定講師らの2件の研究が日本心理学会第86回大会で特別優秀発表賞を受賞しました。

 上田祥行特定講師らが行った2件の研究発表が、2022年9月8–11日に行われた日本心理学会第86回大会で特別優秀発表賞に選ばれました。

 1件目は、上田特定講師(筆頭著者)が、中山真孝 本研究院特定講師、阿部修士 同准教授、内田由紀子 同教授、齋木潤 京都大学大学院人間・環境学研究科教授らと共同で発表したもので、発表題目は『「こころ」の概念に関する多国間調査―「こころワールドマップ」の作成に向けて―』でした。この研究では、41ヶ国・地域から2,878名の参加者を募り、描画課題を使って「こころ」や「精神」、「たましい」といった概念が、それぞれの地域でどのように捉えられているかを検討しました。

 2件目は、上田特定講師が、金子迪大 京都大学大学院教育学研究科博士課程学生(筆頭著者)、野村理朗 同准教授らと共同で発表したもので、発表題目は『社会的排斥後の笑顔と食べ物に対する報酬反応―fMRIを用いた検討―』でした。仲間はずれによる疎外感を感じると、他者の笑顔にひかれたり、食べ物を摂取しようとしたりすることが知られていますが、この研究では、これらへの報酬反応が形成されるメカニズムを、脳活動を測定するfMRIを用いて検討しました。

日本心理学会第86回大会 特別優秀発表賞
発表題目:「こころ」の概念に関する多国間調査―「こころワールドマップ」の作成に向けて―
受賞者:上田祥行・中山真孝・阿部修士・内田由紀子・齋木潤

発表題目:社会的排斥後の笑顔と食べ物に対する報酬反応―fMRIを用いた検討―
受賞者:金子迪大・上田祥行・野村理朗

発表賞のページ:https://psych.or.jp/prize/conf/

2022/11/11

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