【平成29年度 一般公募型連携研究プロジェクト】高齢者の認知能力に及ぼす運動スキルの影響とその神経基盤 (生き方)
【平成29年度 一般公募型連携研究プロジェクト】高齢者の認知能力に及ぼす運動スキルの影響とその神経基盤 (生き方)
研究代表者
積山 薫 京都大学大学院 総合生存学館 教授
連携研究員
鈴木 麻希 大阪大学大学院 連合小児発達学研究科 寄附講座講師
共同研究員
郭 霞 熊本大学大学院 社会文化科学研究科 大学院生
センター参画
中井 隆介 京都大学こころの未来研究センター 研究員
大塚 結喜 京都大学こころの未来研究センター 研究員
浅野 孝平 京都大学こころの未来研究センター 特定研究員
大澤 智恵 京都大学こころの未来研究センター 研究員
センター受け入れ教員
阿部 修士 京都大学こころの未来研究センター 特定准教授
(一般公募型)
前頭前野〜大脳基底核〜視床のループは、後頭皮質と前頭皮質との結びつきを訓練するのに重要と言われている(Helie et al., 2015)。我々のこれまでの研究で、視床や大脳基底核の活性がスポーツ熟達高齢者で高まり(Suzuki et al., in prep; Kawagoe et al., 2015)、前頭前野の処理効率が非熟達者への運動介入によって増大することが示唆されている(Nishiguchi et al., 2015)。このループの重要性を別の角度から検証するために、平成29年度からは、楽器演奏熟達者の脳活動の特徴(音楽マスターズ研究)や素人への楽器演奏による介入の効果(音楽介入研究)を調べることを目的としたサブ・プロジェクトを実施する。一連の研究を通じて、高機能の高齢者におけるこのループの振る舞いの一般的特徴が明らかになると期待される。
2017/05/08