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発達障害における心理療法的アプローチ 

                    (教員提案型プロジェクト)
研究代表者
河合俊雄 京都大学こころの未来研究センター 教授
連携研究員
田中康裕 京都大学大学院教育学研究科 准教授
片畑真由美 京都大学大学院教育学研究科 助教
竹中菜苗 京都大学大学院教育学研究科 助教
十一元三 京都大学大学院医学研究科 教授
黒川嘉子 佛教大学 講師
共同研究員
畑中千紘 京都大学こころの未来研究センター 特定研究員
センター参画教員
吉川左紀子 京都大学こころの未来研究センター 教授
プロジェクト趣旨
発達障害に関しては、近年脳科学による研究が進み、またそれに伴い、薬物療法と訓練教育が中心的な対応になりつつある。心理療法は二次障害に主に関わると考えられてきて、副次的なものになりつつある。
しかしながら、京都大学の心理教育相談室を中心とした心理療法では、発達障害をかかえる多くの子ども・大人に対して、心理療法が行われ、かなりの成果をあげている。それと同時に、この事実や知識が、事例研究を中心としているために、倫理上の問題や、個別性を越えるむずかしさのために、一般にあまり伝えられていないということになっている。
そこでこのプロジェクトでは、繰り返し発達障害についての事例検討会を行う中で、発達障害に対しての心理療法のエッセンスを把握して抽出し、専門家・一般の両方に向けて発信することを目指している。そのことによって、倫理上の問題や個別性の限界を越えることができればと考えている。
 事例検討会は、研究メンバーを中心としたクローズドのものや、シンポジウム形式のオープンなものも両方行って、進めていきたい。

2008/10/08

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