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京都における癒しの伝統とリソース 

                    (教員提案型プロジェクト)
研究代表者
河合俊雄 京都大学こころの未来研究センター 教授
連携研究員
渡邊克巳 東京大学先端科学技術研究センター 准教授
駿地真由美 追手門学院大学 准教授
共同研究員
畑中千紘 京都大学こころの未来研究センター 研究員
センター参加教員
吉川左紀子 京都大学こころの未来研究センター 教授
鎌田東二 京都大学こころの未来研究センター 教授
プロジェクト趣旨
京都におけるお寺・神社・祭りなどは、単なる観光や歴史研究の対象ではなくて、今なお多くの人が心の安定や癒しを求めていく際の重要な仕掛けや儀式を提供している。この研究の目的は、認知科学、臨床心理学、宗教学などの多角的な視点から京都におけるあまり知られていないお寺・神社・祭りなどに見られる心の癒しの仕掛けを解明すると同時に、それをいわば「臨床の知」として、今なお使えるリソースとして紹介していくことである。
このプロジェクトにおいては、社会学・認知科学などからの基礎的な研究も予定されているが、今年度は認知科学、臨床心理学、宗教学などからなるチームが自分で対象となる癒しの仕掛けを主体的に体験し、自分の専門分野から考察するという方法で、2回のフィールドワークを行った。
また釘抜き地蔵における社会学的な調査、閻魔さんや不動明王の眼力に関する認知的研究も計画はされている。
このプロジェクトでは、個々の癒しのしかけを、それぞれの研究者が専門領域の知識を生かしつつ、ことばにしていくことで、癒しをより多面的に深く感じられるようにすること、またそれを伝えていくことを目標にしている。またここでキーポイントに感じられた、眼力、数、などについて、基礎的研究にも取り組んでいきたい。

2008/10/08

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