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  4. 社会的ネットワークの機能と性質:「つなぐ」役割の検証 
    (『きずな形成』領域)

社会的ネットワークの機能と性質:「つなぐ」役割の検証 
(『きずな形成』領域)

研究代表者
内田 由紀子  京都大学こころの未来研究センター 准教授
連携研究員
竹村 幸祐   京都大学大学院経営管理研究部附属経営研究センター 特定助教
センター参画
吉川 左紀子  京都大学こころの未来研究センター 教授
                                            (教員提案型)
本研究においては、人と人とのつながりが形成される過程と、「つなぐ」スキルについて検証する。日本文化の相互協調的対人関係は、農業コミュニティーのあり方を基盤に形成されてきたとも考えられている、そこで、農村ネットワークにおける普及指導員の役割に注目し、円滑にネットワーク形成を行う指導員のスキルや、効果的な対人関係の形成についての、全国の普及指導員を対象とした大規模な調査を行う。たとえば、人のこころを動かす、集団を形成する、ということがどのようなスキルを用いて行われているのか。「つながる」ことがもたらす心理的効果はどのようなものか。「つなぐ」スキルを習得するためのOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)の効果について検討する。
また、比較集団として、学生や、規模の異なる企業内の対人ネットワークの調査もあわせて行う。
これまで直感的かつ素朴に理解されていた「人のこころを動かし、信頼を形成する」背景とは何か、という、対人ネットワーク、コミュニケーションについてのより詳細な理解が進むと考えられる。また、農業社会だけではなく、様々な組織やグループ、地域などで、鍵となる役割を担う人材の育成・支援に関する社会貢献も期待される。
詳しくは、連携研究プロジェクト活動報告WIKIを御覧ください。

2011/06/23

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