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癒し空間の比較研究 (『自然とからだ』領域)

研究代表者
鎌田東二   京都大学こころの未来研究センター 教授
連携研究員
鳥居本幸代  京都ノートルダム女子大学・教授 平安京の衣食住研究・修士
ジョン・ブリーン 国際日本文化研究センター・准教授 日本の寺社研究・近代日本の宗教行政、PhD
渡邊克巳   東京大学先端科学技術研究センター・准教授  認知心理学、博士(心理学)
河角龍典   立命館大学文学部・准教授
大石高典   京都大学アフリカ地域研究資料センター・特任研究員
センター参画
河合俊雄   京都大学こころの未来研究センター 教授
吉川左紀子  京都大学こころの未来研究センター 教授
                                            (教員提案型)
 日本における政治・宗教・文化・観光の中心を成してきた平安京・京都に形成されてきた寺社や聖地などの「癒し空間」を、宗教学、資源学・生態学・民俗学・芸術学・衣食住文化研究・認知科学・認知心理学・臨床心理学などの方法を用いながら、総合的・多角的に研究を進め、世界各地の癒し空間との比較研究を試み、人に安らぎや崇高さを感じさせる場の特色とその心的メカニズムを突き止める。
 癒し空間の比較研究は、資源・循環・多様性・地球地域学・文明環境史の観点から見ても極めて興味深い事例であり、そこから抽出された特性は現代の心の平安を再検討していく際に多大のサジェスチョンとヒントを与えてくれるだろう。人類文明の”安心””安全””安定”という「平安」の条件や機能を再検証し、再活用する可能性を示唆できる。
 またこの研究成果を、京都府や京都市、また諸地域との連携により、シンポジウムやセミナーやワークショップの開催により社会発信していくことが期待できる。

2011/06/23

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