こころの未来研究センター連携MRI研究施設では、SIEMENS社製3T-MRI装置「Magnetom Verio」が導入されており、機能的磁気共鳴画像法（fMRI）を中心とした、脳機能画像実験のための設備が整っています。

実験刺激呈示用設備については、視覚刺激・聴覚刺激を呈示するための専用PCが導入されており、MRI装置からの同期信号や被験者の反応を記録するための設備を構築しています。

なお複数のinterfaceを準備することで、外部からの持ち込みPCによる実験も簡便に実施できるよう、汎用性に配慮しています。

連携MRI研究施設が設置されている南部総合研究1号館の外観

SIEMENS社製3T-MRI装置「Magnetom Verio」

コミュニケーション信号仲介中継システム

また、当施設の特徴的な設備として、コミュニケーション信号仲介中継システムが導入されています。

このシステムはMRI装置内の被験者の表情・視線を記録するだけではなく、MRI装置外の被験者とのリアルタイムでのinteractionに伴う脳活動を描出することも可能な設備です。

連携MRI研究施設内に設置されている防音室

なお施設内には、MRI実験の前後に実施する多様な心理実験・行動実験のための防音室が2台設置されています。
優れた遮音性能を有しており、統制された環境下での実験を行うことが可能となっています。