PJ-3 医療保健福祉領域

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プロジェクト3 医療保健福祉領域

超高齢社会における現代日本の医療・保健・福祉にかかる倫理

研究代表者

清家 理  上廣倫理財団寄付研究部門 特定講師

概要

 超高齢社会を迎えた日本の医療保健福祉に係る課題に対し、アクションリサーチ(研究と実践)を用い、(1)課題の背景の探索、(2)解決に向けたニーズ調査、(3)試行的介入のプロセスを経て、アプローチする。最終的には(4)政策提言につながる介入の効果を提示していく。本アクションリサーチの柱は、①地域コミュニティーにおける「互助力再生」、②超高齢社会で有病率が増加の一途である「認知症」と社会啓発、③医療技術の高度化ゆえに自らの生(よりよく生きること)について考える土壌の醸成、以上三点である。

研究プロジェクト

A.互助・自助再生・強化のためのプログラム開発

 わが国は、第二次大戦後の高度経済成長を経て豊かで便利な社会となりながら、格差社会など生きづらさが増大しつつある。このような難局を打開するには、いかにして幸せな人生を過ごすことが可能であるか、「良き人生の道筋(倫理)」を再考し、それを社会実践に繋げていく必要がある。本プロジェクトでは、問題の本質を探るべく日本の伝統的な精神性、幸福観、倫理観を体系化することを目的とする。また、近隣東アジア諸国にも目を向け、日本と東アジアの伝統的な精神性や倫理観の解明を進める。
 社会還元の一環として、中国や日本の精神性、倫理観を把握すべく、鎌倉時代の東大寺の学僧・凝然(ぎょうねん, 1240-1321)の著した、中国・日本の伝統仏教8宗派の概説書『八宗綱要』を精読する勉強会を一般向けに開講する予定である。また、現代日本のコミュニティの再形成や相互情操教育についても、多世代間での共助、共育、共創といった視点から調査を進め、調査結果を行政や社会にフィードバックしていく。

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B.認知症治療やケアに関する啓発活動のあり方探索研究

 「互助・自助」再生・強化のためのプログラム開発を実施する。本開発では、地域住民の孤立や孤立に伴う、心身・社会活動の不健康・不活発・障害の予防を目標とする。そして、「からだ」「こころ」「社会活動」三側面における健康づくりを双方向型学習方式で進めていく。最終的には、「互助」の要を担える人材育成をめざす。

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C.『人生の終い支度』サロンによる終末期の備え啓発

 自らの「生」や「人生の終い支度」について、主体的に考え、学ぶ場(仮称:『「人生の終い仕度」サロン』)の創出および地域における「学ぶ場」の展開方法を検証していく。

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