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鎌田教授の著書『聖地感覚』が出版されました

131025seichikankaku_kamata.png 鎌田東二教授による著書『聖地感覚』(角川学芸出版)が出版されました。2008年に刊行された単行本を文庫化したもので、文庫判あとがきが加わり、内田樹氏(神戸女学院大学名誉教授/思想家・武道家)が解説しています。聖地に関する著書や論考を数多く発表し、フィールドワークを重ねる鎌田教授による「聖地論」が凝縮した一冊です。「行者」として聖地へ分け入り聖地と対話する実践研究者・鎌田教授の姿を、内田樹氏の解説が生き生きと表しています。


 本書は、「聖地感覚」という切り口から、未来の人類の生存にとって必須になる「生態学的身体知」すなわち「生態智」の在り様を探ろうとした。そのような感覚価値を身体知として受肉し、応用し、さまざまな生活のかたちにまで及ぼすことができなければ人類の未来は危ういと思っている。「パワースポットブーム」なるものが進行するそばで、アメリカ・インディアンの聖地を含めて、地球環境のバランスの「萃点(南方熊楠)」ともいえる世界中の聖地に地崩れが起こり始めているからだ。そしてそれは、人間のみならず、あらゆる生き物の、またモノの生存基盤や存在基盤を危うくするものである。事態は切迫している。とりわけ、東日本大震災「三・一一」後の今は。
(略)そうした中で生存の未来を問いかけつつ生きるとき、このかけがえのない水の惑星の中で培われてきた「生態智」が目安となり、よすがとなり、コンパスとなる。わたしたちの生存と生成の可能性と不可能性のリアルな探求を手助けしてくれる。


(「文庫判あとがき」より)


『聖地感覚』


著者:鎌田東二
発行:角川学芸出版
発売日:2013年10月25日
定価(税込): 840円
文庫判
「聖地の力の謎を求め、京都東山修験道に赴いた著者。深い森に迷い、日常の常識を手放した時、身体古層から湧き上がってきたものとは。人間を自然へと解き放つ野生の声を描く、聖地の画期的フィールドワーク!」
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