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河合教授、畑中助教、長谷川研究員らの共著論文が『箱庭療法学研究』に掲載されました

 河合俊雄教授、畑中千紘助教(上廣こころ学研究部門)、長谷川千紘研究員(上廣こころ学研究部門)らの共著論文が、2014年3月、日本箱庭療法学会の発行する『箱庭療法学研究』に掲載されました。


「発達障害へのプレイセラピーによるアプローチ--新版K式発達検査2001を用いた検討」(箱庭療法学研究, 26(3), 3-14)


 本論文は、「子どもの発達障害への心理療法的アプローチプロジェクト」の研究成果をまとめたものです。当センターのプレイルームにて受け入れた9つのプレイセラピー(遊びを用いた心理療法)の事例について、6ヶ月間のセラピーの前後で発達検査の指数にどのような変化がみられるかを実証的に検討しました。発達障害の子どもには自分を定位するための安定した軸をもちにくいという特徴が見られましたが、プレイセラピーのなかで何セッションにも渡って一つの作品を作り上げたり、共同作業やずれを通して自分とセラピストとの差異に気づいたりすることによって、「焦点」や「境界」が生まれ、子どものこころに軸が獲得されていく様子が見られました。そして、セラピーのなかでこのようなテーマに取り組んでいくことが、左右弁別や文章組立てなどの発達課題の通過と関連していることが示唆されました。


<報告:長谷川千紘研究員(上廣こころ学研究部門/2014年3月まで)>