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鎌田教授の講演録が『龍谷大学アジア仏教文化研究センター 2014年度全体研究会プロシーディングス』に掲載されました

 鎌田東二教授の講演録「神道から見た仏教」と講演の概要が、2015年3月に発行された『龍谷大学アジア仏教文化研究センター2014全体研究会プロシーディングス』に掲載されました。


 アジア諸地域における仏教の多様性とその現代的可能性の総合的研究を進める同センターの2014年度第1回研究会(開催日:2014年10月21日/於:龍谷大学大宮学舎西黌2階大会議室)において、鎌田教授は神道研究者の視点から日本における仏教と神道との関わりについて研究発表をおこない、双方に作用する「生態智」をキーワードに考察。石笛の実演もまじえながら、長い歴史のなかで「心のワザ学」としての仏教と「生態智文化」として現れた神道の相互補完体制ができあがり、「地主神との協力関係なしには仏教の日本定着はあり得なかった」と強調しました。


1506kamata_ryukoku1.png2014年度 第1回 全体研究会「神道からみた日本仏教」
鎌田東二(京都大学こころの未来研究センター教授)


【報告の概要】
 鎌田氏は,まず大前提として,神道がどのような特性を持つのかを数々の事例を挙げながら紹介した。
 神道は,山・岩・木・滝などの自然物そのものがご神体となり,人間がそれに対して信仰を持つという構図を持つ(那智大社など)。その自然物は,時として荒ぶる力を持ち,時として神様として崇められる対象となる。この神と人間の構図は,日本古代から存在し,万葉集の枕詞に「ちはやぶる神(霊がものすごいスピードで荒ぶって発現する)」という言葉で表現されるように,文化の中に息づいている。その「神」というものに対しての畏怖,畏敬の念というのが根幹にあり,祭りと祈りの信仰体系を作り,そこに様々な生態系的な智慧というのを宿してきたといえる。

 上述の神道の本質について触れたのち,鎌田氏は,縄文時代の遺跡から出土する「石笛(いわぶえ)」を吹いた。

1506kamata_ryukoku.png


(『龍谷大学アジア仏教文化研究センター2014全体研究会プロシーディングス』より)


 研究会の概要は、同センターウェブサイトで閲覧できます。下記リンクよりご覧ください。


2014年度 第1回全体研究会 | 龍谷大学アジア仏教文化研究センター