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fMRI解析セミナー「画像解析相談室」を開催しました

 こころの未来研究センターfMRI解析セミナーを2017年3月24日、稲盛財団記念館3階大会議室にて開催しました。


 2013年に始まった本セミナーは、毎年、河内山隆紀先生(株式会社ATR-Promotions、脳活動イメージングセンタ)を講師にお迎えし、fMRIにおける画像解析のスキル獲得を目的として阿部修士准教授の企画進行により実施しています。
 今年は例年とはスタイルを変えて、「画像解析相談室」という形式で行いました。これまでのfMRI解析セミナーの中で寄せられた疑問や、受講者が日頃の解析の中で感じる疑問等を、マンツーマンで相談・解決するためのセミナーとしました。


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○参加者の感想(アンケートより抜粋)
・マンツーマンということで質問が容易にできた。自分のデータに関連して話ができたので良かった。
・以前、解析について曖昧に理解していたところがすっきりしたので、助かった。
・技術的なところで重要なポイントを教えていただけるので、有り難い。
・先生とお話するまとまった時間をいただけてよかった。MVPAについて系統的に学習したい。
・丁寧に教えて頂いて有意義な時間になった。解析に行き詰まっていたが、出来ることが見えてきた。


[DATA]
fMRI解析セミナー「画像解析相談室」
日時:2017年3月24日(金)10:00~16:00
場所:京都大学稲盛財団記念館3階大会議室
講師:河内山隆紀先生(株式会社ATR-Promotions, 脳活動イメージングセンタ)
対象:京都大学に所属する学生及び研究者
参加者:5名

河合教授、畑中助教との対談が収められた『臨床哲学対話 いのちの臨床 木村敏対談集1』が出版されました

1704kawai_hatanaka_kimura.png 2017年3月、青土社より刊行された木村敏京大名誉教授の対談集『臨床哲学対話 いのちの臨床 木村敏対談集1』に、河合俊雄教授、鎌田東二センター元教授、畑中千紘助教との対談が収録されました。


 収録された対談は、センターの広報誌『こころの未来』第3号(2009年9月発行)に掲載されたものです。木村名誉教授をゲストに迎え、「変化するこころ、変化しないこころ」をテーマに、「あいだ」の時間性と空間性、「もの」と「こと」の多義性といった日本独自のこころにまつわる概念やこの50年のこころの変化について議論しています。


 「座談会:変化するこころ、変化しないこころ」は、PDFが公開されています。下記のリンク先ページをご覧ください。 


学術広報誌「こころの未来」第3号
http://kokoro.kyoto-u.ac.jp/jp/kokoronomirai/2009/11/post.html


『臨床哲学対話 いのちの臨床 木村敏対談集1』(青土社)
http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=3021


(本の紹介:畑中千紘助教・上廣こころ学研究部門)

「支える人の学びの場:こころ塾2017」の日程と講師が決まりました

 センター恒例の教育講座「支える人の学びの場:こころ塾2017」の日程と講師が決まりましたのでお知らせします。
 こころ塾は、教育、医療関係の専門職の方たちを対象とした、こころの科学と実践に関する教育講座です。毎回、2つの講義のあと、事例報告、グループディスカッションと質疑を行います(午前10時から午後5時まで)。


 受講申し込みは6月上旬からセンターウェブサイトで受け付けますので、今しばらくお待ちください。


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「支える人の学びの場:こころ塾2017」
会場:京都大学稲盛財団記念館(京都市左京区吉田下阿達町46)


■第1回 9月30日(土)


講義1 乾敏郎(追手門学院大学心理学部) 「感情と身体性1:円滑なコミュニケーションを支える神経機構」  
まず自己と他者を区別せずに他者を理解するシステムと、自己と他者を区別して他者を理解するシステムの神経機構について紹介する。さらに、すべての機能に予測機構が働いていることを指摘し、どのようにして予測が可能になるのかという点を学習や発達の視点から議論する。


講義2 村井俊哉(京都大学大学院医学研究科) 「社会性という観点から精神科の病気を理解する」
社会の中でうまく暮らしていくために私たちが持っている心の働きのことを「社会認知」と呼ぶ。自閉症、高次脳機能障害などの精神科の病気について、社会認知の働きという観点から考えてみたい。


■第2回 10月21日(土)


講義1 乾敏郎 「感情と身体性2:感情の役割とその神経機構」  
予測機能が感情を作っていることをまず指摘し、つぎに感情の2要因論とその神経機構について紹介する。特に自律神経系が(内臓)運動指令とその結果生じる(内臓)感覚フィードバックを伝達するシステムであることを述べ、感情障害や鬱などについての機序を解説する。


講義2 岩宮恵子(島根大学人間科学部)「思春期臨床にみる感情と身体性」
最近の思春期臨床では、困っているのは周囲ばかりで、本人は困っているのかどうなのかすらわからないというケースも増えてきている。そのなかには、自分の感情や、身体の感覚をまったく言語化できない人も多い。そのような思春期の子どもが、どのようにして感情や身体を感じることができるようになるのか、事例を通して考えていきたい。


■第3回 11月11日(土)


講義1 乾敏郎 「感情と身体性3:自閉症の神経機構」  
これまでの2回にわたって紹介した知見を基礎に、発達障害の一つである自閉症ならびに一部の精神疾患の神経機構についてやや詳しく紹介する。ここでも予測機能がさまざまな障害の基礎にあることを指摘する。


講義2 森口佑介(京都大学大学院教育学研究科) 「自己制御の初期発達とその支援」
自己制御とは,ある目標を到達するために行動を制御する過程である。子ども期の自己制御能力が,後の学力や経済状態等を予測することから,近年世界的に注目されている。本講義では,子ども期の自己制御の発達とその支援について,講演者の研究を中心に解説する。


※各回の詳細は、当サイトのイベント欄に後日掲載します

河合教授が島根県臨床心理学研究会特別研修会で講演しました

 河合俊雄教授が、2017年3月12日に島根県松江市で開催された島根県臨床心理学研究会主催の特別研修会で講演しました。

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 講演の題目は「アウトリーチとしての心理療法と現代のこころ」でした。
 心理療法は、相談室にセラピスト(カウンセラー)がおり、クライエント(来談者)が訪れるという方法を基本としています。
 しかし、現在ではスクールカウンセラーやターミナルケア、災害時の専門家の派遣等をはじめとして臨床心理士の方が現場に出て行くというかたちも多くなってきています。
 それは言葉を換えれば、心理療法の基本からはずれることであるとも言えますが、心理療法の基本的な訓練を深めていくこと、短期的な視点と長期的な視点の両方をもっていることなどが大切でそれぞれの現場に対応するための力になっていくと、河合教授は論じました。

(報告:畑中千紘助教・上廣こころ学研究部門)


[DATA]
島根県臨床心理学研究会 特別研修会
日時 : 2017年3月12(日) 13:30〜18:30
場所 : テクノアークしまね本館4階大会議室(島根県松江市)
講師 : 河合俊雄 (京都大学こころの未来研究センター教授)
「アウトリーチとしての心理療法と現代のこころ」
事例検討会 : 中島直哉(島根県こころの医療センター)
「治療枠の切れ目と自己感 ~終わらないプレイセラピーが終わる時~」

広井教授が担当講師の一人である放送大学科目「人口減少社会の構想」がスタートしました

1704hiroi_kougi.png 広井良典教授が担当講師の一人である放送大学科目「人口減少社会の構想」が4月からスタートしました。


 放送大学はテレビ、ラジオ、インターネットを用いて教養教育を行い、幅広い人々に教育の機会を提供する教育機関です。「人口減少社会の構想」は本年度、新たに設けられた専門科目で、宮本みち子放送大学副学長及び大江守之慶応大学教授が主任講師となり、人口減少社会あるいは少子・高齢化をめぐる諸課題や今後の展望を幅広い観点から考えるものです。全15回の構成で、4月から7月までの毎週火曜日19時~19時45分に放映されます(2022年度までの6年間にわたり毎年放送予定)。


 広井教授は「人口減少社会と地域コミュニティ(第11回、6月20日)」、「人口減少社会の社会保障(第14回、7月11日)」、「人口減少社会の構想(第15回、7月18日)」の3回分を担当しています。


人口減少社会の構想('17)


広井教授の担当回のテーマと授業内容


▼第11回 人口減少社会と地域コミュニティ
人口減少社会において地域コミュニティはどのように変容していくかについて、幅広い視点から考える。高齢者など「地域密着人口」の増加、大都市・地方都市・農村部などの地域差、若い世代の地域志向等にも注目する。


▼第14回 人口減少社会の社会保障
人口減少社会において重要な意味をもつ社会保障について考える。国際比較の中での日本の社会保障の特徴を確認した上で、財政的課題、世代間配分と世代間公平、子育て世帯・未婚者を含む若い世代への支援等を吟味する。


▼第15回 人口減少社会の構想
そもそも人口減少社会は一概にマイナスなのかといった点を含め、人口減少社会のあり方を大きな視野の中で考える。経済成長と「豊かさ」や幸福の意味、脱成長論やエコロジーとの関連等を含め幅広く検討する。


全ての回の授業テーマと内容はこちら
http://www.ouj.ac.jp/kamoku/detail/1519069/


(写真はセンターでの講義風景です)

『ミネルヴァ通信「究」』に河合教授の連載第8回が掲載されました

 ミネルヴァ書房の発行する月刊誌『ミネルヴァ通信「究」(きわめる)』4月号に河合俊雄教授の連載「こころの最前線と古層」が掲載されました。


 連載第8回目のテーマは「心身症と心理療法」です。
 前回に引き続き、こころと身体の間とも言える心身症を扱っています。
 ここでは、心身症といっても心理的な要素のみに原因をみるのでも、身体にのみ要因を絞るのでもなく、スペクトラムとしてみると述べられているところがポイントになっています。
 また、純粋な身体病よりもこころに近いものが心身症であるのですが、心身症の人たちは葛藤や内省といった視点が弱い(=こころからの距離が遠い)といった矛盾も指摘されています。
 デカルト的に言えば心身は二分されますが、心身症はそのようにはっきりと分けることへの疑念を呈しているといえるのかもしれません。

(解説:畑中千紘助教・上廣こころ学研究部門)


1704kawai_kiwameru.pngこころの最前線と古層(八)
「心身症と心理療法」  河合俊雄


 前近代の癒しの技法が、こころの病と体の病の区別をせず、いわば全ての病を心身症として扱っていたことからすると、心身症というアプローチには、こころの古層が関わっていると言えよう。ところで、一口に心身症と言っても、その中には様々なものがあり、そもそも心身症ということを認めるかどうかも問題である。実際のところ、現代医学の標準的な診断基準であるICD-10やDSM-5には心身症と言うカテゴリーはない。そこでまず簡単に心理療法と心身症の関わりの歴史を振り返りつつ、心身症について考えたい。
 心身症の歴史において、ハンガリー出身の精神分析家であるフランツ・アレクサンダーの仕事は一九五〇年代頃の趨勢を考える上で重要であろう。....


(論考より)


出版社のページ(ここから『究』の講読が可能です)
https://www.minervashobo.co.jp/book/b283985.html

河合教授が英国エセックス大学で開催されたSociety of Analytical Psychology年次講演会に登壇しました

 2017年3月25日、イギリスで最も大きなユング派の組織である Society of Analytical Psychology の年次講演会に河合俊雄教授が登壇し、アンドリュー・サミュエル氏のメインレクチャーのレスポンデント(respondent)として40分のレクチャーを行いました。


タイトル:The historicity and possibility of Jungian analysis: another view of SWOT
(ユング派心理療法の歴史性と可能性:SWOTのもうひとつの見方)


 アンドリュー氏の講演は " The Future of Jungian Analysis: Strengths, Weaknesses, Opportunities, Threats ('SWOT') " と題され、強み、弱み、機会、脅威という4つの視点から要因分析する手法に則ってユング派の心理療法の未来について述べたものでした。
 これに対して河合教授はそもそもユング心理学の考えるこころが前近代的なものであることに触れつつ、個性化(individuation)というユング心理学の掲げるひとつのゴールの強みと弱みについて述べました。
 また、それに加え、Oppoturnitiesとしてアウトリーチ、Threatsとしてエビデンス主義やグローバルシステムをあげ、独自の視点からユング心理学の未来を論じました。

(報告:畑中千紘助教・上廣こころ学研究部門)


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http://www.thesap.org.uk/events/sap-annual-lecture-2017/

吉岡教授が企画する「明倫茶会」が京都芸術センターで開催。吉川センター長がゲスト登壇します

 2017年4月30日、吉岡洋教授の企画による「明倫茶会『共通感覚論』」が京都市下京区の京都芸術センターで開催されます。茶会にむけて、同会場にて4月20日から29日までの期間、画家の末冨綾子氏の公開制作とトークイベントがおこなわれ、4月22日には吉川左紀子センター長がトークゲストとして登壇します。


 茶会は事前申込が必要(トークイベントは不要)です。詳しくは京都芸術センターのイベントページをご覧ください。


明倫茶会『共通感覚論』| 京都芸術センター
http://www.kac.or.jp/events/20695/


1704yoshioka_meirin2.pngともに静かにお茶を飲むとき、わたしの味わいとあなたの味わいは、どのように同じであるだろう?


毎回各界で活躍されている方を席主にお迎えし、さまざまに工夫を凝らした独自のしつらえでお客様をもてなす京都芸術センターの「明倫茶会」。今回は、吉岡洋氏の企画による、画家の末冨綾子氏の公開制作をふまえたお茶会を開催します。


~席主からの一言~
友人の画家末冨綾子さんと 、明倫茶会「共通感覚論」を催します。趣向は美術と哲学です。共通感覚というのは、「常識」と訳される英語の「コモンセンス」が元々持っていた意味で、人々に共通の感覚、また五感に共通する感覚を意味します。それは、当たり前のものではありません。「そんなの常識だろ!」と迫るのは、いわば共通感覚を無理強いしていることになります。それでは、静かにお茶を共にする時には、世界はどんな風に変わるでしょう?(吉岡洋)


□公開制作 2017年4月20日(木) ー 29日(土) 11:00 - 17:00 
□明倫茶会 2017年4月30日(日) 11:00/14:00/15:00/16:00
□トークイベント
第1回:2017年4月20日(木)吉岡洋×末冨綾子
第2回:2017年4月22日(土)ゲスト:吉川左紀子(認知心理学、京都大学こころの未来研究センター長)
第3回:2017年4月25日(火)ゲスト:中原豊(中原中也記念館館長)


案内PDF(表).pdf案内PDF(裏).pdf


主催・問合せ先:京都芸術センター
電話:075-213-1000
Eメール:info@kac.or.jp

広井教授が編著者の『福祉の哲学とは何か』が刊行されました

1704hiroi_book_fukushi.png 広井良典教授が編著者の『福祉の哲学とは何か――ポスト成長時代の幸福・価値・社会構想』が2017年3月、ミネルヴァ書房より刊行されました。


 社会的孤立や格差・貧困をめぐる諸課題が顕在化し、他方において経済成長ないしパイの拡大の時代が終焉しつつある現在、人と人の支え合いや分配の原理を律する福祉の哲学が求められています。
 同時に物質的な豊かさが飽和する中で、人々の関心は「幸福」をめぐる問いや内的・精神的な充足に向かっており、根源的な意味での「福祉」の意味やそのありようが問われています。こうした関心をベースに、「生命」や自然も視野に入れつつ福祉の哲学について多様な角度から考察し、新たな提言を行うのが本書の内容となっています。


 全体は以下のような4章から構成され、広井教授が第1章を、また上廣倫理財団寄付研究部門の松葉ひろ美連携研究員が第4章を担当しています。


第1章 なぜいま福祉の哲学か(広井良典)
第2章 福祉哲学の新しい公共的ビジョン(小林正弥)
第3章 福祉と「宗教の公共的役割」(稲垣久和)
第4章 「生命」と日本の福祉思想(松葉ひろ美)


○書籍情報
『福祉の哲学とは何か――ポスト成長時代の幸福・価値・社会構想』
編著:広井良典
出版社:ミネルヴァ書房 (2017/3/20)
価格:3,000円+税
単行本:332ページ
ISBN-10: 4623077888
ISBN-13: 978-4623077885


出版社 書籍ページ (より詳しい目次が掲載されています)
Amazon.co.jp 書籍ページ

広井教授が共著者の一人である『科学をめざす君たちへ――変革と越境のための新たな教養』が刊行されました

1704hiroi_book_keio.png 広井良典教授が共著者の一人である『科学をめざす君たちへ――変革と越境のための新たな教養』が2017年3月、慶応義塾大学出版会より刊行されました。


 本書は国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)研究開発戦略センターの編集によるもので、同センターにおいて14回にわたって行われた政策セミナー「21世紀の科学的知識と科学技術イノベーション政策」がベースとなっています。


 本書の序文では、同センター長の野依良治氏が「今やむしろ、自らの倫理観や人生観、さらに文明観を糺(ただ)すための、『価値観のイノベーション』こそが決定的に大切だと思います」と述べています。広井教授は最終章の「定常型社会を迎え、日本は何をめざすのか?――成熟と幸福のための科学技術考」を担当しています。


(広井教授担当の章)
第14章 定常型社会を迎え、日本は何をめざすのか?
―― 成熟と幸福のための科学技術考   広井 良典
 はじめに
 1 現在という時代をどう捉えるか?
 2 「持続可能な福祉社会」をめざす
 3 ポスト成長時代の世代間配分
 4 ポスト成長時代の科学・技術像
 おわりに


○書籍情報
『科学をめざす君たちへ――変革と越境のための新たな教養』
編集:国立研究開発法人科学技術振興機構研究開発戦略センター
出版社:慶應義塾大学出版会 (2017/3/31)
価格:1,620円
単行本:396ページ
ISBN-10: 4766424034
ISBN-13: 978-4766424034


慶應義塾大学出版会 書籍ページ (より詳しい目次が掲載されています)
Amazon.co.jp 書籍ページ